CPO日記
急激に変わるITSP の勢力地図
2009年12月05日
Sipphoneは、Gizomoのサービス名のほうが有名なのですが、同社はskypeキラーとして、フリーのSIPベースのソフトフォンを無料配布し、ユーザー数を伸ばしたのはご存知の通りですが、先月11月にGoogle に買収されてしまいました。
GoogleのGoogleVoice プロジェクトにチームは合流し、Googleのボイス部門の開発を加速させるとのことです。
大手のFWD、Stanaphoneもすでに解散したり、買収されたり、同様にフリーのアカウントの発行は止めてしまいました。
一方、新規のITSPも次から次へと登場している。このような状況ですと、ITSPのアカウント、つまり、SIPアドレスを公開してビジネスに使うのは一抹の不安がありますね。
やはり、ENUM番号、DDIの番号がメタル回線なしに、今後も使われていることでしょう。ITSPの役割は、ターミネーション用のレート、簡単にいうと各国のPTSN料金よりも格段に安い通話料金を提供することと、Inbound用のPSTN番号(DDI番号)をやはり、リーズナブルの価格で提供することにつきるようです。
企業は自社のIPPBXを持ち、ITSPが先に述べたように、サービスが中止になった場合には、別なITSPにシームレスに乗り換えられるような態勢をもたないと行けないということでしょう。
SZ Express も、Gizomoを前提とした使い方などを説明してきましたが、今後は別なITSPを引き合いにしないといけなくなりました。
そんなわけで、探し出したのが、Localphoneという英国を本拠にしているITSPです。数週間テストしてきましたが、音声の品質もいいし、安定性もよろしいようです。なにより、通話料金が格段に安いのが一番良いです。例えば日本の固定電話と携帯への通話料金が1分あたり、それぞれ、2.5セントと14.7 セントです。この円高で、割安感はより一層大きくなりますね。
Loalphone を使うと国際電話料金がどれだけ安くなるかのシミュリーションをしてみました。その詳細の結果は以下にあります。