CPO日記
Fusion IP-Phone SMARTを使ってみました
2012年05月26日
日本のITSPの大手、Fusionが、プロバイダーフリー、端末フリーのSIPアカウントの提供を開始いたしました。
DID 番号はインターネットフォンの050番号。 同様なサービスはアジルフォンでも提供されていましたが、主に企業向けでした。Fusionでも050サービスはあったのですが、提携プロバイダーのひも付き、または、販社経由でないと利用できないなど、いろいろと制限がありました。
今回のサービスは、契約時にクレジットカード番号が必要となりますが、月額基本料金は0円という思い切った戦略を取っています。つまり、受信だけに使えば、一切費用が発生しないわけです。 送信ももちろんできますが、この費用は30秒が8.4円 (携帯と固定ともに)とあまり安くは有りません。送信はできればちがうITSPを利用したいところです。
端末フリーなので、早速、IP電話機の AT-610に設定しました。STUNサーバは、XTENのものを利用しました。まったく問題なく、すんなりと設定は完了し、登録から、数十分待つと、受発信が可能になりました。
次に、IP PBX の MINI-100に設定しました。こちらもとくに大きな問題はなく、設定ができ、インバウンド、アウトバウンドとも利用できるようになりました。
特筆すべきことは、コンカレント、つまり多重通話が可能だったということです。2チャンネルしか試してませんが、次回は3-4チャンネルの同時通話を試してみたいとおもいます。